発売されたばかりの投資信託商品の購入は避けるべきか?
投資信託Q&A
発売されたばかりの投資信託商品の購入について
新商品、特に新しい種類の投資信託が発売された場合、真新しさや販売員の言葉に魅かれて購入したくなる人が多いです。しかし、発売されたばかりの投資信託には初心者は手を出さない方が無難であり、購入は避けるべきだと私は考えます。
運用実績がない
当たり前ですが、新しく発売された投資信託の場合、運用実績がありません。どの程度のリスクやリターンが見込めるのか判断ができないのです。日経平均などベンチマーク(基準)となる指標と連動する投資信託であれば、過去の指標を参考に判断することがまだできますが、新興国の投資信託などは設定された段階ではイマイチ判断できるだけの材料は整っていないのが通常です。
また、新しい種類の投資信託は、その時の流行に沿って設定されることが多く、ブームが去れば基準価額もガタ落ちといったことは稀ではありません。ITバブル時に設定されたIT関連を投資対象とする投資信託なんかがいい例でしょう。しかも流行モノの投資信託に限って販売手数料も高く設定されることが多いです。悪く言えば、投資家よりも販売会社や運用会社が儲かる仕組みになっているといっても過言ではありません。
もちろん、中にはリターンの高い投資信託もある
もちろん、新しく設定された投資信託の中には凄まじい運用実績をあげるものもあります。例えば、2002年1月に設定された中国の証券取引所に上場する企業を投資対象とするHSBCチャイナオープンでは、2009年10月6日付けの基準価額(ある時点での、投資信託の1口当たりの時価のこと)が23,819円であり、7年で2倍以上になっています。その分、かなりリスクも高いです。ちなみに、2007年には基準価額が6万円(6倍)を超えたときもありました。いくらリターンが良いからといって、基準価額の変動が激しいこのような投資信託に、余剰資金以外の資金(例えば生活資金など)を使用して投資することは禁物です。新しく設定されたばかりの時には、こうしたリスクやリターンは分かりませんから、少し期間を置いてから、実績や経済状況を考慮してから投資したほうがよいといえます。
「HSBC チャイナ オープン」の1年の基準価額と純資産総額の推移
引用元:HSBC チャイナ オープン(HSBC投信)
まずは流行に左右されずに、ある程度過去の実績があり、自分の投資の考え方や投資手法にあった投資信託がないか探してみるとよいでしょう。
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